これまで、長く働ける環境づくりや、スタッフミーティングの重要性の記事でも、スタッフを大切にすることが
患者さんの満足度につながるとお伝えしてきました。

スタッフ満足度を上げる方法としての一つが面談や日々のコミュニケーション、雑談だと考えています。
働く側がどういうことを求めているのか、どこに不満があるかを常に聞ける雰囲気・関係性が必要不可欠であるからです。

では、どうしたらコミュニケーションを取りやすい職場をつくれるのか?

院長や、スタッフ管理をされている方は是非最後までご覧ください。

働きやすい医院を作る方法

特に大切なことは以下の2点です。

・スタッフの声に耳を傾ける機会を作る

・その中でできること・できないことを判別し、ひとつでも行動に移す

よくあるのが、要望だけ聞いて放置するというパターン。これはとても危険です!!

1回目は「忘れているのかな?」で済むかもしれませんが、2回、3回と続くと、スタッフ側は「改善提案をしても何も変わらない。言うだけムダだな…」という気持ちに変わってしまいます。

ひとつでも良いので何か取り組まないと、スタッフの気持ちは離れていく一方です。

この改善を院長がすべて一人でやる必要はありません。スタッフも巻き込んで一緒に取り組むことでコミュニケーションの機会を設けることもでき一石二鳥です。

スタッフが定着しない経営者の特徴

勝ち負けの意識が強い「俺様経営者」

自らの正しさを証明をしたいという傾向が強い経営者です。

かくいう私も俺様経営者でした
鎌形
鎌形

俺様経営者にも2パターンいます。

1.強いリーダーシップがあり、ぐいぐい人を引っ張るわかりやすい

2.一見すると物腰が柔らかいのに、自分が正しいと思ったことはテコでも動かない

私は、後者の俺様経営者です。だから、自分でいうのもなんですが、タチが悪いなと感じています(笑)
鎌形
鎌形

まずは自分がこういう人間なのだときちんと自分で理解し、自分の悪いクセを閉じ込めておかないと、一人で突っ走ってしまいスタッフからの貴重な声も拾えなくなり、可能性を狭めてしまう恐れがあります。

問題解決思考が強い経営者

これは、男性経営者に本当に多いです。いろいろな考え方があっていいとは思います。

しかし、解決することではなく話をすることが目的であることが多い女性中心の組織では、うまくいかないことが多いでしょう。

ただでさえ結婚・出産・育児・介護などライフイベントも多い=離職するタイミングが多いので、定着率をあげることは最優先事項といえます。

経営者に身につけてほしいのは「共感力」です。

スタッフには共感しますが、自分が共感してもらうことを求めるのは難しいと理解をしておくことも大切です。

経営者と同じ視点を持つことを求めてはいけない?

求めてはいけない、とまでは言えませんが、『スタッフの状況を理解した上で』というのが大前提になります。求めるだけでは難しいという言葉が近いかもしれません。

院長ご自身も経営を勉強をされたことがない中で、暗中模索しながら経営をしている状態だと思います。

それをスタッフさんに理解しろというのは難しいということは、想像に難くありませんよね。まずは院長がスタッフの目線に下がっていくことが必要だと思います。

また、院長ご自身が自らの特性を理解して、自分の弱みや苦手な部分をフォローしてくれる人を育てていくことも重要だと思います。どんなスーパー院長でも一人では経営は成り立ちません

ちなみにまるの場合はこんなフォーメーションです↓

鎌形
鎌形
フォロー担当。安全地帯となって、全員のフォローをする役目を担っています。
島田
島田
リーダーシップ担当。現場をまとめ、指導役や中間層を育成しています。

それに加えて間を取り持ってくれるスタッフがいるので、円滑に仕事が回ります。

リーダーシップがあるだけでは組織は成り立たないですし、優しいだけでも立ち行かないので、組織には父性と母性の両面が必要だと思っています。

スタッフの話を聞くコツ

コツとしては“自分の頭の中の答えを一旦消す”ということです。自分の頭の中の音量を下げる。

院長先生はお仕事柄、すぐに問題解決してしまいがちです。

大切な心構えとしては、スタッフひとりひとりに興味を持つことだと思います。

「何に楽しさを感じるのだろう」「どんな時に落ち込むのだろう」と。私は常に興味津々です
鎌形
鎌形

ちなみに島田は聴き役に徹したり、答えのない雑談をしたりするのが苦手なタイプです。いろいろな人の話を聴いては、「こうしたらいいのに!」「これはどこがゴールなんだろう?」と思うそうです。

院長の中にも同じ感覚の方がみえるかもしれませんね。でもその答えをそのままぶつけてしてしまうと、話を聞いたにも関わらず、相手には話を聴いてもらったという感覚が残りません。

“聴く”という行為自体がメンタルケアに近しいものなのです。そのため島田は「30分は黙って話を聴こう!」と決めて、実践するよう心がけているそうです。

どうしても院長がスタッフの話を“聴く”ことが難しいと感じる場合は、代わりに“聴ける”人を立てるか、育てる必要があるかもしれません。

それほどに、“聴く”ことは大きな離職防止策になりますよ。

株式会社まるのサポート例

1番多いのは、スタッフ面談やインタビューです。

スタッフさんの悩みを実際に聴いてみると「院長には直接言えない…」「言っても動いてくれない」という声があがります。

例えば、「ある業務にものすごいストレスがかかっている」という悩みや「休みのとり方」などについてです。

一通り、スタッフさんの話を聞いた後、院長先生に事実の共有と優先順位づけを行い、スタッフさんと一緒に取り組むこともあります。

院長
院長
まるとの面談で伝え、絶対に自分(=院長)の耳に入ってしまうのに、どうして話してくれるんだろうね〜?

と疑問に思われる院長も。

それは、届くはずのなかった思いが届く可能性があるからかもしれません。

院長に直接は言えないけど、まるを通して院長に伝えてほしいと思っている人が少なからずいるということです。

スタッフさんの意見の中には、もちろん自分の働きやすさ(休みのとり方など)の意見もありますが、よりクリニックをよくしたいと思うがゆえの意見・提案もとても多いです。

話をしなければ良くしたいと思ってくれていることを知ることも、クリニックを良くする機会も失っていたと考えるとその重要性がお分かりいただけるのではないでしょうか。

ミーティングはもちろんですが、まずは日頃のちょっとした雑談でスタッフさんのこと聞いてみてくださいね。

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