前号:理念採用をするために 後編

さて、前号まで、人材採用についてのお話をしてきたわけですが、最後に、医院経営を揺るがす離職コストの3つについてお伝えします。

皆さんは違うかもしれませんが、「スタッフが辞めるのは仕方がないことだ」と、人に対して諦めてしまう経営者がたまにいます。

こうした考え方であっても経営を続けていけているとすれば、何もしなくても次々に人材が集まってくるような圧倒的な勝ち組の医療機関なんでしょう。(それが幸せかどうかは別として・・・^^;)

そうだとしても、なぜ離職が経営の危険に繋がるのか。それは人が辞めてしまうというのは、実は、非常にコストがかかることだからです。

考えられるコストにはこんなものがあります。

この3つのコストについてきちんと理解していれば、「自院と合わない人は、やめてもらえばいい」といった安易な考え方はできないと思うんです。

最も影響があるのはどのコスト?

この3つは肝に銘じておくのが、離職防止の第一歩だと思います。特に③信用不安コストに関しては悲惨ですよ〜(-”-)

院内に動揺が広がり、キーマンとなっているスタッフが辞めると芋づる式にスタッフが離職してしまう可能性があります。それにいい噂よりも悪い噂のほうが9倍強く伝わるというマーケティング調査の結果もあるぐらいですから、これにも注意が必要です。

例えばパワハラなどによってスタッフが辞めると「あそこの診療所はひどいところだ!」という悪い噂が地域全体に広がる可能性が高くなります。医療機関のスタッフの大半は、地域住民でもあります。そんな人がネガティブスピーカーになったら大変です。

こうしたリスクにも留意しておく必要がありますね。

院長の笑顔が定着率を上げる!?

では、どうすれば、人材を定着することができるのか?

いろんな要素が考えられるのですが、やっぱりどう考えてもこれが一番重要だと思います。…それは、「院長の笑顔!」これにつきます。スマーイルです!至ってまじめにこれが一番重要です。院長が笑顔の医院は離職率が低いのです。

なぜか?…院長が眉間にしわを寄せているとスタッフは近づこうとしなくなってしまいます。そして、それが組織全体にも伝染していってしまうんですね。

逆に笑顔でいると緊張が和らぎ気持ちに余裕が生まれます。当然、周囲は明るい雰囲気になり、スタッフは報告、連絡、相談をしやすくなります。院長の笑顔は周囲に多大な影響を与えるものなのです。

院内の不穏な雰囲気やスタッフとの距離感を感じる院長は、ここに問題があるのかもしれません。

シンプルですが、経営者が意図的に笑顔でいるようにすること、笑顔でいれる状態をつくっていくことも大切ですよ!ぜひ笑顔の練習をしていきましょう!

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