前号:長期的に働ける環境づくり

経営者ができること

産後の復帰に合わせた環境づくり

まず大切なのが、戻ってきやすい空気をつくること。まるの場合は、『日本で一番お母さんが輝く幸せな会社になる。』というビジョンがあります。その為、全員がその意識を持っています。一部の企業では、「産休明けの人は戦力にならない」「子どもの都合で休むだろう」という考えが残っており、他の人員で仕事を進めようとするケースもあります。そうすると、無意識のうちに心理的な障壁ができるので、育休明けの人が戻りにくくなってしまう。全員が「おかえりなさい」と笑って言えるような雰囲気づくりが必要ですね。

次に、休職者復帰後の戦略を考えておくこと。多くの企業では、「復帰してくれるか分からないから、とりあえず今いるメンバーで回せるようにしておこう」と、計画を立てがちです。そうすると、いざ戻ってきてくれたときに「仕事がない!」という状況ができてしまう。戻ってきてくれるという想定で計画を立てておくと、すぐに役割や場所を与えられるので、復帰した人に安心感を与えることができる。決して、お母さん抜きで考えないことが大切ですね。そのためにも、日ごろから丁寧にコミュニケーションをとっておく必要があると思います。

 

スタッフに長く働いてもらうために

実際にまるで実践している取り組みの一部をご紹介します。

<採用前>

会社の方針を示す

経営指針をはじめ、まるが目指すところや何を大事にしているのか、どんな会社にしていきたいかといった想いを伝えます。それに対する求職者の方の考えもしっかりと聴いて、お互いにマッチングするかも重視しています。

会社のありのままを知ってもらう

人員構成・課題・会社の売上や人件費数値など、ありのままの会社の状態を伝えることを意識しています。求職者を集めたいがために会社のことを脚色してしまうと、入社後に「あれ?話に聞いていたのと違う!」といったように、食い違いが出て、離職につながってしまうこともあるからです。

<採用後>

スタッフに任せる

スタッフの意見や判断が会社の方針から反れない限りは、スタッフに判断を委ねるようにしています。そして、たくさんの試行錯誤と失敗をしてもらっています。それが個々、そして会社の成長につながると思っています。

経営者の“我”を捨てる

医療機関で人が定着しない場合に考えられるのが、スタッフに対しての院長の理解が不足しているケースです。状況を顧みずに指示を出すばかりだったり、コミュニケーションを疎かにしていたり…。逆にスタッフの想いを受け取れる先生は、経営もうまくいっています。院長の器の大きさが院を変えると言っても、過言ではありません。

 

医療機関でおすすめの取り組み

業態が異なるので、まると同様の取り組みでは難しい部分もあると思います。

子育て中のお母さんが働きやすい時間帯(9~16時)は医療機関の昼休憩と重なってしまうなど、制約があるのも事実。

患者さんが来ない時間帯を有効に活用でき、かつ医療機関に貢献できるような業務内容を考えてみるのもひとつの手段です。日中だけ勤務できるスタッフに対し、SNSなどを用いたPRを依頼して、集患に成功した院も実在しますよ。

“患者さん主義”の落とし穴

離職が続く、スタッフが定着しない…そんな医療機関はこんな方針を掲げていることが多いです。それは、患者さんファースト。患者さんの目線を大切にした医療の提供は、間違いなく素晴らしいことです。私もそういった院に診てもらいたい。しかし、患者ファーストが先行し、スタッフのことを全く考えていないケースがよく見受けられます。医療に従事する人は、「貢献したい」という気持ちを強く持つ人が多いです。初めは自分を犠牲にしながらも患者さんのために働いてくれますが、満たされない状況が続くと、耐え切れずに退職していってしまうことが多いです。

「スタッフが院に不満を持っている状態」では、結局、患者さんは大切にできません。「この院のために何かしたい」とスタッフが思えないと、院は停滞していきます。経営者は、患者さんと同時にスタッフも大切にする必要があります。

また、女性の定着率が高い医療機関に共通しているのは、院長が女性スタッフの変化や悩みに対して心配りができていること。声かけひとつでもそうですし、ちゃんと話を聴いてくれているかどうかも、女性はしっかり見ています。院長だけでフォローが難しくても、うまくいっている医療機関もあります。そういったところは、院長が気づけない部分を上手にサポートしてくれる人が必ずいます。奥様であったり、リーダーであったり。いずれにしても大切なのは、院長がちゃんとスタッフの気持ちを受け取っている”関係性”。いくら進言を受けても、院長が「我関せず!」という態度であれば成り立ちません。

スタッフと働き続ける中で得られるもの

鎌形
鎌形
私は「この人と働きたい」と思う人を採用しているので、一緒に働けることを幸せに感じています。何より、楽しいです!

更に、スキルや経験を重ねたスタッフがいることで、実務がスムーズになり経営が安定します。採用面では、定着率の高さを魅力に感じてもらえる。また、人が人を呼ぶ状態になること。長く働いてくれる人が楽しそうであればあるほど、「この会社で働きたい」という人も増えていきますよね。

休業取得実績を活かして

実際に、産休や育休を取得したスタッフがいるという実績を活かし、こんなお手伝いをさせていただくこともできます。

1.方向性の明確化

院長が「これから先、どういう院にしていきたいのか?」「スタッフさんとどう歩んでいきたいのか?」を明文化します。院の方向性が定まると、自ずと方針も見えてきます。

2.制度策定のフォロー

産休や育休の取得実績がなく、何から始めていいのか分からない…という場合でも大丈夫です。必要事項を洗い出し、マニュアル化するお手伝いもしています。

3.研修の実施

子供がいるメンバーと独身メンバーが相互理解できるようなグループワークなども実施しています。

4.スタッフ面談のフォロー

休業前後の面談は必須。異性では聴きにくいことも、まるスタッフが同席して、フォローさせていただきます。自社で実践したノウハウを活用して、医療機関のお困りごとにも対応していきます。

お気軽にご相談ください。

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株式会社まるは、「愛と感謝で世の中をまるくする」という理念のもと、私達が最も得意とする医療機関に専門特化したWEB制作、WEBマーケティングによる集患、採用支援と、女性マネジメントに特化したマネジメント支援、経営支援を行っている会社です。

当社の経営方針は、三方良しのビジネスを実践すること。売り手よし、買い手よし、世間よしのビジネスを実践し、サポートを通じて、医療業界に貢献したい。そのために、成果につながるサービス提供にこだわっております。

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