前号:コミュニケーションの土台作り

前号では、まる式朝礼をご紹介しました。では朝礼をすればスタッフとのコミュニケーションが
円滑にとれるのかというと、少し違います。

目指すチームの形が明確になっていないなら、朝礼はしないほうがよい

新しいことを始めると必ずといって出てくるのがスタッフの反発です。

スタッフ
スタッフ
「朝は忙しいので、朝礼に時間をかけるよりお待たせしている患者さんを優先させたほうが良いのでは?」

「朝礼をするなら掃除の時間はどうなるんですか?!」

「仕事は仕事なので、プライベートなことは話したくないし興味もありません。」

いろんな医療機関さんでこのような声がありました。10院あれば9院はスタッフさんからの反発があります。

ただ、根気よく続けると受け入れてもらえます。これは事実です。

反発が起こらない組織の共通点は○○

では、スタッフからの反発が起こらないチームの共通点は何か?というと院長とスタッフのコミュニケーションがしっかり取れているクリニックであることが多いです。

反発があるところの共通点は、普段からコミュニケーションが十分に取れていないように思います。トップダウン式や業務連絡のみのコミュニケーションで「心理的安心感」のない組織であることが大きく影響しているといえますね。あとは「ありがとう」が少ないなど。

逆にコミュニケーションさえ取っていれば、反発を防げるということもいえます。

もちろん、まるでも反発はありました。しかも島田 (取締役)から(笑)。「朝礼に30分も必要なの?」と。確かにすぐに目に見える成果はないし、仕事も止まります。でも朝礼の時間を削ることは断固反対でした。

まるは「愛と感謝で世の中をまるくする」という理念を掲げています。コミュニケーションの時間もなく、ただ業務を淡々とこなす殺伐としたチームでは理念から遠ざかってしまいます。会社が何のために存在しているのか?ここが明確になっていたおかげで、ブレずに貫くことができたともいえます。

コツコツと続けてきたおかげで、今では当たり前の習慣になりました。入社する人が増えるたびに新しい気づきもあり、お互いに良い刺激につながっています。

さて、先生はどんなチームの姿を目指していますか?

コミュニケーションは効率化してはいけない

仕事以外のコミュニケーションにも様々な情報が詰まっています。

例えば雑談。実は雑談は、お互いの価値観を知るとっても重要なコミュニケーションの一つです。

趣味や家族環境、学生時代の話など。そういった仕事とは無関係なことを話す環境は非効率なように見えます。しかし、この環境が仕事をする上で必要な信頼関係の構築を助けてくれます。

医療機関の多くは、業務に必要な最低限のコミュニケーションしかしていないことが多いです。実際に「スタッフが何を考えているかよくわからない」というお声を耳にします。スタッフのモチベーションを上げる目的で臨時ボーナスを出したらそれが当たり前になってしまったという悲しいお声も。

相手が何に喜び、何にやりがいを感じているのか、それを知るのがコミュニケーションです。

もちろん、患者さんがいれば雑談をできる状況ではありません。だから朝礼で行うのです。朝礼を導入し「やってよかった」と嬉しいお声をいただく一方で、職場を辞めてしまう人も1割程度でてきます。

変化しようとする時、必ず反発が起こります。しかし、これは組織の成長の上で必要な膿出しだと思っていただいた方がいいかもしれません。非効率なものにこそ価値があるのです。

まる式朝礼を導入したクリニック例
〜スタッフ間の相互理解が進む〜

開業5年目の医院。どうにもスタッフ同士の人間関係がうまくいかず人が入っては辞め、入っては辞め…という状態が続いていました。それが朝礼を始めたことによって、朝の雰囲気がガラッと変わりました。

例えば「この人ってこんな趣味があったんだ」「息子さんが高校受験でこんな状況なんだ」とか。スタッフ一人ひとりの新たな側面が見え会話が増えたと思います。

 

まずは、クリニックの目指すチーム像を決めた上で朝礼導入を考えてみてはいかがでしょうか?

次回は実際に導入するにあたっての注意点を述べていきます!ぜひご確認ください。

NEXT>>朝礼を始める前にやること

 

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人と同じことをしたくない医院経営者に向いている会社です。
大量生産をしない完全オーダーメイドのホームページ制作や、自分らしい医院経営を実現するためのブランディング支援を行っております。

WEBマーケティングによる集患、採用支援、女性マネジメント支援、経営支援など、定型化されたサービスではご満足することができなかった医療機関様にご依頼いただくことが多いです。

 

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