前号:マニュアル動画作成の注意点

院長の役割

一般的に、医院経営者(院長)の役割は大きく分けて3つあります。

1.オーナーとしての意思決定をする

2.マネージャーとしての経営・マネジメントをしていく

3.パフォーマーとしての自分自身が診療を提供する

この3つの役割をこなしていかなければならないので、医院経営者はとても大変です。

実は医院経営者で、パフォーマーとマネージャーの両方の役割を兼務できている人って非常に少ないです。というか、両方を1人でこなしている人をほとんど見たことがありません。

出来ていたとしても、健康や家族を犠牲にしておこなっているようにも思えます。

 

院長1人では不可能

でも、ある程度の規模になった医院は違います。10人ぐらいまでは自分一人でなんとかこなせたかもしれないけど、それ以上は一人では無理。

それ以上の規模になってくると、ほとんどの場合、優秀な事務長や経営企画室長などが院内にいて、経営、マネジメントをしていくマネージャーの役割を担っています。

そして院長はというと、パフォーマーとして診療を続けながら、マネージャーが上げてきた改善案や提案に、オーナーとして“YES”か“NO”の意思決定をすれば良い状態を作っている。

組織図で表すとこんな感じです↓

 

 

間違いなく、今後は、この組織図に近い人事戦略を実践している医院が成果をあげていくと思います。基本的に、成長医院の経営の特徴として、ライセンスのある医師や歯科医師、獣医師などのパフォーマーが、目の前の診療に集中できる環境を作るとプラスのサイクルになっていきます。この延長線上が、総合病院などになるのかもしれません。

マネージャーは資格要らず

ここでポイントになってくるのが、パフォーマーとして生きていくためには、ライセンスが必要ですが、マネージャーとして生きていくためには、ライセンスが必要ないということです。

実際に、多くの成長医院の事務長や経営企画室長がノーライセンスの方々であったりもします。

閉鎖的といわれる医療業界の中で、これまでの他業界・他職種での経験を活かし、広い視野と向上心をもって、力を発揮している方が多い印象です。

みんながみんな、必ずしもそのような優秀な方では無いかもしれませんが、少なくとも私は、ノーライセンスだからこそ、それを埋めようとする力、もっと向上させなければという雑草魂にも似た力が発揮されているようにも思います。

院長の人を見る目

優秀な事務長さんの背景を聞くと、医療事務や、総務などの一般的なポジションから始まり、その才覚を院長に認められ、引き上げてもらって事務長ポジションになっている人や、医療関係の営業をする中で、その仕事ぶりをかわれて、ヘッドハンティングされ、事務長へ引き上げられた人などがいます。

その優秀な事務長さんの才能や努力も素晴らしいですが、もっと素晴らしいと思うのは、そんな才能を開花させた院長の器です。

パフォーマーとして必要な経験やスキルと、マネージャーとして必要な経験やスキルは全く別物です。だからこそ、うまく“人に任せる”ことで、あなたの医院経営が、もっと楽しく、もっと幸せで、もっと面白い経営になると思います。

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