最近、採用関係のご相談をいただくことが増えています。

☑あの手この手と試してはいるが、人が集まらない
☑採用できてもすぐに辞めてしまう
☑仕事は出来るけど、その人を採用したことで院の雰囲気が悪くなってしまった

多くのクリニック様が同じ様な悩みを抱えられています。ではなぜこのようなことが起こるのでしょうか。

 

現在の採用方法

採用メディアで求人を出し、同じ様な採用フローに沿って、採用活動を行っている状況かと思います。

求人票の記載の流れや、項目も同様であり、求職者側からすると、多数ある似たような求人に見えてしまい、見つけてもらうことすら難しくなってきています。

また、医師・歯科医師・看護師・歯科衛生士は売り手市場ということもあり、より難航しています。

 

採用の悪循環

上記のような状態になってきますと、応募数が少ないため、

「う〜ん、何となくうちに合わないような気がする」

「こういうところが気になるな」

などと思った状態であっても採用してしまい、採用してもクリニックに合わず、すぐに辞めてしまったり、組織を乱されて他のスタッフが辞めてしまったりすることで、結局また採用活動が必要というような悪循環が起こります。

 

採用活動のよくある失敗例

よくある失敗例をご紹介します。

①クリニックの理念や、大切にしている考えが定まっていない状態での採用活動
②応募数をとにかく増やすことを意識した採用活動
③”選ばれる立場”という思考が無い状態での採用活動
④求める人物像(ペルソナ)が曖昧な状態での採用活動
⑤選考の際の採用基準が曖昧な状態での採用活動
⑥忙しさで求職者対応が遅れてしまう状態

当てはまる内容はありましたでしょうか。それぞれの失敗例については長くなってしまいますので、今後詳しくブログで発信していきます。

重要なことは院の考えや理念に共感し、働いてくれる人材を採用することです。

いくら業務的には仕事ができる人材であっても、考え方が合わなければ組織を乱しかねません。

では、具体的にどのように採用活動を進めていくのかご説明します。

 

理念採用に必要な準備

①クリニックで大切にしている考え方を明確にする

・クリニックの理念を作成

院長自らがスタッフさんに言葉で説明できるくらい具体的な内容を目指します。理念を起点に戦略を立て、現場を動かしていきます。

経営理念をなぜ持つべきなのかは、ポッドキャストでも配信しております。よろしければこちらをご視聴ください

>>第6回「経営理念を持つ意味」

 

②クリニックの強みや魅力を明確にする

強みや魅力が目立つような求人作成を意識します。

見やすい文章構成や写真を使用し、他との差別化をはかります。求人票を見た求職者の印象に残っていくことが必要です。

 

③求める人物像を明確にする

“どういう人物と一緒に働きたいか”曖昧ではなく、具体的に考えていきます。

例)年齢、性別、性格、喋り方、家族構成、他人に与える印象…

 

④①〜③で出た内容をふまえ、求人票を作成

この流れで行うことで、どういう人物がほしいのか、ほしい人物を採用するにはどんな求人内容にすればいいのかが見えてきます。当たり障りのない言葉や、万人に受ける求人内容では、応募数は増やせるかもしれませんが、欲しい人材の採用には遠回りで、採用コストばかりがかかってしまいます。求職者とのやりとりも結構な時間を要するので、不要な時間を割かなくてよいということもメリットかと思います。

 

⑤採用基準を決める

何名かの院長から「面接をしてしまうと、みんな良く見えてしまう。」という声を頂きました。

しかし、話を伺っていると何がどう良いのか、何がどうだめなのか、先生の中でもはっきりしないご様子でした。

みなさん、お優しくて、お断りすることに罪悪感を感じてしまう部分もあるのだと思います。

そういう方ほど、最初に採用基準をある程度決めておいた方が正しい判断がしやすくなり、ご自身が悩む時間を減らせるようになります。

 

①〜⑤を行っていただけますと、理念からぶれのない、一環した採用活動に繋がります。また、できればスタッフさんと一緒に考えることをおすすめいたします。院長とスタッフさんの求める人物像の違いに気づいたり、一緒に考えることで、採用に関する仕事をスタッフさんに移譲しやすくなっていきます。その他にも理念を浸透させたり、経営について考えてもらうきっかけづくりになったりもします。

採用活動は大変なことも多いのですが、良いきっかけづくりにもなるのです。

 

まとめ

なぜ、弊社が採用活動を重要視しているかといいますと、経営はそこで働く人に大きく左右されるからです。

入社してから教育でなんとかできればよいのですが、なかなかその人の性格や考え方を変えてもらうことは難しく、採用活動の時点で、クリニックに合う人物を採用することが最も近道だからです。

また、クリニックで働く人物はクリニックのイメージと患者さんからは捉えられます。

つまり、スタッフの存在がクリニックのブランディングにも大きく影響してくるのです。

今回は採用までをメインにお話しました。

採用後の教育やマネジメンについても今後発信予定です。

 

採用でお悩みの方は一度、「今の採用活動ってどうなっているかな?」と振り返っていただけるとよいかもしれません。

採用活動方法は見直せたが、時間が無くて対応できないというお悩みを抱えている方は、医療機関の採用代行サポート業務についても記事を書いておりますので、よろしければこちらもご覧ください。

>>医療機関の採用代行サポート業務

 

 

 

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