院長がするべき自己理解とは

前号：院長に大切な技術と◯◯方

医院経営をされている院長には、本当にさまざまな役割があります。自分がその立場だったとして、こんなに出来るのかな？と本当に尊敬する日々です。

院長の役割には、3つの役割があります。

①オーナーとしての意思決定をする役割。

②マネージャーとして経営・人を動かしていく役割。

③パフォーマーとして自分自身が診療を提供する役割。

この3つの役割は、とてもじゃないですが、一人の力ではこなしきれません。

それに、前々号でお伝えしたように、現在は右肩下がりの人口減の時代です。

競争が激しさを増す中で、選ばれる医院で居続ける為には、そもそも院長一人の力、院長一人のアイデアだけでは限界があります。

院長自身を理解する

だからこそ、院長の右腕となる“幹部育成”が重要になってきます。

でも、この幹部育成をしていく上で、とても重要なことがあります。

それは、院長自身の“自己理解”です。

まずは院長である皆さんが、

・どういう生き方をしたいのか？

・どんな志や信念を持っているのか？

・どんなことを大切にしていきたいのか？

・何のために今の仕事を行っていくのか？

・どんな強みがあって、どんな弱みがあるのか？

こういったものを明確にしていかないと、幹部育成は上手くいきません。

ゴールが明確な船（医院）へ

スタッフさんの立場からの話ですが、目指す場所が不明確な船には乗りたくないんです。

不明確なままだと、この船（医院）に乗っていて、私は一体どこにいっちゃうんだろう？私の人生はどうなっちゃうんだろう？と思ってしまいます。

アメリカに行けると思って船に乗ったのに、途中からベトナムに行くというような目的地がコロコロ変わる船には誰も乗りたくないですよね。

ゴールを明確化し、まっすぐそこに向かうためには院長自身の自己理解がとても重要です。

そして、院長の志・信念に共感してくれる人が、幹部社員として院長を支え、医院の成長を後押ししてくれます。

まずは自分自身が「何のために医院を経営するのか？」

自分の思考を紙に書いてみてくださいね。

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