中小企業だからこそ、個人個人を見た面談から見えてくる社員さんのホンネ。

中小企業(301人以下)は女性活躍推進法については努力義務ですが、

先立って取り組み始めている経営者さんのお話を伺うことができました。

 

 

創業者の男性経営者さんは40代、まだ3歳の小さいお子さんがいるパパさんだそうです。

社員さんは5名。パートさんは1名の保険代理店を営んでいます。

しかも、経営者以外の方はすべて女性。年齢は20代後半〜50代の女性です。

 

 

なぜ中小企業でもいち早く取り組まれたのか?という質問をしたところ、

奥さんが育児につきっきりで育児ノイローゼになりそうだった時に、

「このままではダメだ」と自分の働き方を考えなおしたことがきっかけで、

自分以外の女性社員さんの働き方に対しても見つめなおしてみようと考えたそうです。

 

 

 

追い込みがかかり深夜遅く毎日帰宅するK社長に、

奥さんからこんな言葉を入われたといいます。

 

 

「いくら家にお金を入れても、

 

 子どもはあなたをお金を運んでくる人としか思わない!!

 

 子どもの記憶に残らない働き方じゃない!!」

 

 

と言われたそうです。

(これは辛いです・・・・)

 

 

 

子どもの可愛い時期に自分は何をしているんだ。と。

稼ぐことに頭がいっぱいで大切なものを見失っているんじゃないか。と。

 

 

 

経営者は社員さんの生活を守る+自分の家庭も守らなければいけないという

両方を抱えています。

 

 

 

どちらかを優先すれば、どちらかを失う。

そんなのはダメだ!

 

 

 

というもっと深い話があったのですが、

あまり公開してしまうと「ピー・・・」で隠さなければいけない話になるので、

割愛します。

 

 

 

で、まず最初に取り組まれたことは、社員さんとの個人面談だそうです。

 

 

 

最初は一人30分を予定してスケジュールを組んだのですが、

一人30分にしても、30分×6名=180分=3時間。

 

 

 

予定通り30分で毎回終わるわけでもなく、

人によっては40分。60分となる勢いだったそうです。

 

 

 

一方で10分という人も。

「いえ・・・・特には・・・・」

 

 

 

 

多く語る人に対しては、2クール目ということで話を設けることで

たくさんの意見をもらえたのですが、肝心なのはこの10分で終わってしまう方でした。

 

 

 

 

完全部外者の立ち位置では駄目だ!と思い、

ホンネを聞き出せるように回数を重ねて話をされたそうです。

(ここまで徹底する社長、さすがです・・・)

 

 

 

 

ランチをもう一人の女性スタッフを交えて3人で取ることにしたそうです。

その時、やっと本音を聞くことができました。

 

 

「実は・・・結婚したら辞めるから関係ないかなー・・って」

 

 

 

「え?結婚するの?」

 

 

「いえ、まだ決まったわけではないんですが・・・」

 

 

「彼氏さんは、辞めて欲しいって?」

 

 

「いえ、そうではないんですが・・・」

 

 

「そうか〜でも、結婚しても働ける環境を作っていきたいなぁ」

 

 

「そう・・・ですね。」

 

 

 

という風に、「結婚したら辞めるから」という本当の悩みというか、

部外者的立ち位置の理由がやっとわかったといいます。

 

 

 

その後、少しずつ氷を解かすようにその方が辞める辞めないに関わらず、

社長が女性が働きやすい環境を創る!という思いで活動を続けています。

 

 

 

 

一人一人と向き合える環境だからこそ、見えてくるものがあり、

チャンスがあるということだな〜と感じました。

 

だって、これって大企業だったら何百人と対応しなくちゃいけないですから

なかなかできないことですよね。

しかも経営者と話せてしかも、経営者がこちらに目線を合わせてくれるなんて

超ラッキーでと思います。トップダウンの経営者じゃなくてこんな経営者さんが増えたら絶対日本はもっとよくなる。

 

 

 

良い話を聞けました。(^^)

 

 

感謝感謝です。