20代からの親の介護と仕事の両立

晩婚化、晩産化に伴い30代後半で出産や育児を経験したり、

40代で子育て真っ最中という友人が増えています。

 

私は今27歳で、独身ですし結婚も出産もしていないですが、

親の介護を先に経験しました。

 

最初は私が23歳の夏。

忘れもしない7月1日の岐阜駅での出来事でした。

 

 

 

昼に病院営業が終わったあと母から突然のメール。

 

「やばい。目がぐるぐるする。

 助けて欲しい」

 

 

 

「??!!」

 

 

すぐに電話をしましたが、いつもと様子が違う。

一緒に同行した上司に相談し、そのまま岐阜から実家の桑名へ。

 

 

運良く、同じ地域の母の友人が、とても気を使ってくれて

母のSOSに対して、すぐに動いてくれたおかげで

病院へ行くことに。

 

 

前日に体調が悪かったということで、

内科にいったそうですが、その時は「疲労」と判断。

(母は仕事をしていなかったので疑問でした。)

 

そして当日は目がおかしいということで、

眼科を受診。

 

 

診断結果は・・・

 

 

「目ではありませんね。

 これは脳から来ている可能性があります。

 紹介状を書くので、すぐに市民病院へ行って下さい」

 

 

そしてすぐに市民病院へ行き、

診断、検査等3時間。

 

 

 

結果は、

 

 

 

『脳梗塞』

 

 

 

 

 

そして即入院をして下さい。

とのこと。

 

 

 

呆然としたことを覚えています。

 

 

はじめて、

「お母さんが死んでしまう」

と感じました。

 

 

 

病院のトイレで一人で泣いたのを覚えています。

 

 

 

 

私の両親は離婚していて、

母は横浜生まれで母の親戚はみんな横浜にいます。身内が誰もいません。

兄は茨城でかけつけることもできません。

父は離婚後は連絡を全く取っていないので不明。

自分で中途採用で入社した営業職でまだ5ヶ月の身。

稼がなくちゃという思いで必死。

 

 

 

 

誰も助けを求められない。

 

 

 

 

 

 

 

 

実家には、

母が手厚く看病していたチワワが1匹。

 

 

 

この子は母にしか懐いていない子でしたので、

病院に預けた途端、体調を崩してしまうような子。

 

 

 

母は息子(チワワ)が心配で、心配で入院を断固拒否。

 

 

「小さい息子が家にいるので今日は一旦帰らせてください」

(嘘では無いが・・・。)

 

 

 

 

そして帰宅後話し合った結果、

私は1ヶ月在宅で仕事をし休業をすることに。

 

 

 

幸いにもパソコンと電話があれば仕事ができたので、

よかったものの、

営業職の要になる「営業受注」はできないため、

金銭的な問題もありました。

 

 

 

 

1ヶ月の集中治療で母は無事退院し、

今でも薬はかかせませんが後遺症はなく、

私も上司の支えもあり、

復職することができました。

 

 

当時学んだことは、これから先に起こりうることが

早めに来たんだと腹をくくっています。

 

 

・20代で、「なぜわたしだけ」という思い。

・誰に相談して良いのか漠然とした不安がいつも頭の中にあること。

・子育てのように予兆なく突然やってくるということ。

 また終わりがいつかわからないということ。

・結婚、子育ての前に介護が来る人もいるという現実。

 両立をしている人もいるという勇気が湧いてきたこと。

 

 

 

 

 

 

自分の努力不足を棚に上げて、

弱音を自分や、現実から逃げてしまいたいと

思う自分がいること、

 

 

そして自分の弱さをひた隠す用に

後輩に強くあたってしまったり、

「誰もわかってくれない」と悩み

「誰か助けて」と素直に弱みを見せれない自分が

自分で自分を苦しめていたことも学びました。

 

 

 

助けて欲しい。

 

 

 

一言そういうだけでも

気持ち的に変わっていたかもしれません。

 

 

 

 

 

自分で何でもやろうとするから、

自分で自分の首を絞めると痛感しました。

 

 

 

 

 

 

そして、

3年後の春、私が26歳の時、

今度は、母が癌になってしまいました。

舌癌でした。

 

 

 

でもこの脳梗塞事件があってから、

私は耐性がついたように思います。

 

 

 

子どもの時は母に付き添ってもらっていた病院も、

いつもまにか私が母に付きそうことが増えました。

 

 

 

そしてあと何回、

こうやって一緒に話したりすることができるのか、

どんな状態になってしまうのか。

 

 

不安が無いといえば嘘になりますが、

悲劇のヒロインにならないように、

前を向いて頑張っています。

 

 

 

今後は

20代で親の介護や看護で、

仕事との両立など、

将来に向けて悩み苦しんでいる人がいたら、

知恵を共有したりする場を

作っていけたらを思っています。

 

 

 

 

諦めない。

 

 

 

”諦めたらそこで試合終了だよ”

 

 

スラムダンクの安西先生の言葉が

諦めそうになった時、私を支えています。