第5回【行政改革に学ぶ経営】

 

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いつも

本当にありがとうございます。

 

まるの鎌形です。

 

第5回、お届けします。

 



今回は、行政の改革のお話です。

 

 

昨今、財政難に危ぶまれている町や村はたくさんあります。

 

 

限界集落(人口の50%上が65歳以上の高齢者で、冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が

 

困難になっている集落)に数えられるようになると、再生する可能性は

 

ほぼゼロと言われています。

 

 

しかし、その一方で

 

奇跡の復活を果たした事例があります。

 

 

今日はそのご紹介。

 


島根半島沖合約60キロに浮かぶ隠岐諸島(おきしょとう)、

 

その島のひとつである島根県海士町(あまちょう)

 


この、海士町の改革を導いたひとりのリーダー、

 

山内道雄町長のお話です。



海士町は、

 

人口約2400人の町ですが、

 

元々、高齢者の割合が39%とおじいちゃんおばあちゃんが多く、

 

若者はどんどん本土に流れていき、少子化が進み、過疎地となりつつある町でした。

 


コンビ二もないし、

 

ショッピングモールもない。

 


本土からも、

 

船では、2、3時間かかる離島の為、

 

都会と比べれば、かなり不便な場所です。

 

 

このままでは限界集落となっていってしまう・・・。

 

そんな危機感のある町でした。

 



にも関わらず・・・

 


人口約2400人のうち、

 

実に10%を超える300人が、ここ数年で

 

 

島の外からやってきた定住者なんです。

 


しかも、その定住者は、

 

20代から40代の働きざかりの若者だというから驚きです。



通常、過疎地に移住する人は、

 

すでにある程度の人生を歩み、

 

第二の人生的に老後を過ごすような感覚で移住をしますが、

 

 

 

この町に関しては、その逆です。

 

若いエネルギーに満ちた人達が島の魅力に魅了されて、

 

島のために。と意気込んでいるそうなのです。

 



どんなマジックを使ったのか?

 

 


疑問ですね。



2002年に山内町長が当選をした当時、

町の負債は100億。

年間予算は40億。返済に14億という状態

だったそうです。

 


財政破綻や、過疎化が進み、

 

島が消える。

 

本当に、その一歩手前だったわけです。




そんな中から、V字回復をして、

今では、全国から人が集まり、

少子化で廃校寸前だった高校などは

異例の学級増となっているそうです。

 





そして、若い力、島民からの視点ではなく、外部からの視点が入ったことで、


復興支援はものすごい勢いで進んでいるそうです。

 


では、町長の取り組みの一部をご紹介します。

 

 

 



まず、この山内町長がすごかったのは、

当選後に町長自らが、給与をカットして欲しい!と

 

申し出たことです。

 

これによって、

 

町長の覚悟を感じた課長職の人たちが

 

「私たちの給与もカットしてください」

 

との声があがったそうです。

 

これには町長も涙が止まらない。。。

 

 

最終的には、一般職員にいたるまで、役場全体で給与カットをすることになったんですね。

 

それによって、

 

浮いた経費で、1億~2億円。

 

この経費を元手に、地域の産業の創出を始めることができたのです。

 

 

背中で魅せる町長、、、かっこいいですね!

 

 

 

 

島の人達の思いが詰まったお金をどう使うのか?

 

これには、かなりのプレッシャーがあったと思います。

 

そして町長は3つの方針をうちたてます。

 

一つ目が、「第一次産業の復興」です。

 

この方針は、一見すると、当たり前のように思えますが、

 

そこには、離島ならではの苦しい事情がありました。

 


漁業がさかんな町ではありましたが、

本土に魚を売り込もうも、

交通の便が悪く、

新鮮な魚を配送できないので、市場で評価されないのです。

 

最高の漁場があっても、

 

なかなか発展をすることができなかったんですね。


冷凍という技術が検討されましたが、

通常冷凍すると、

細胞組織が壊れるということで、これは却下。

 

 


そこで町長が着目したのが、


鮮度を保ったまま冷凍できる技術。

CASフリージング・チルド・システム」という最新技術。

 

そして導入を決意。

 


これ、5億ぐらいする代物らしいのですが、

当時の予算が40億ということを考えると、

ものすごい決断だったと思います。

 

しかもこれを町営で行うのではなく、

 

「ふるさと海士」という第3セクターを創設したのです。

 

CASを設置した冷凍海産物を専門に手がける事業を創りだしたんです。

 

 

もう一つの方針は、

 

「新たな産業の創出」です。

 

 

当然ですが、新しい事業を起こさなければ、税収入は増えません。

 

これも当然のことなんですが、

 

行政主導で事業を復興して、成功した事例はかなり少ないわけです。

 

 

町長は、「どうすれば、本土でも通用する産業が起こせるのか」を考えました。

 

そして出てきたのが、

 

「観光と定住者を増やす」という第3の方針でした。

 

そして、町長がすごいのは、

 

2番目と、3番目の方針をセットにして考えたところです。

 

 

観光で人を呼び込み、島をとにかく好きになってもらう。

 

ということをしたんです。

 

2度、3度ときてもらうために、

 

捕れたての魚を食べてもらったり、

 

町長が歓待してくれたり、


そうなると、俺は町長と知り合いだぜ!って自慢をしてしまいますよね。

 

 

そして、また町に行けば、

 

おーよく来たよく来た!

 

と声をかけてあげるわけです。

 

これにはお客さんは感激しますよね。

 

そして、インターン制度があるんだけど。

 

と若者を誘っていったのです。

 

そして島の人達も、

 

若者の暮らしを気にして、

 

何かと世話をします。

 

夕方になれば、これを食べろ!とか、うちにご飯を食べに来い!とか。

 

そんなことをされたら、都会で疲れた若者は、

 

こんなに暖かくされるなんて!!

 

と全員ファンになりますよね(笑)

 

 

若者たちが入ってきたことで、

 

島民の方は当たり前と思っていた、

 

サザエをいれたカレー。


カレーにはサザエをいれるもんだ!

と当たり前のように食べていたメニューが、

 

島外から訪れた若者に触れた時・・・

 

なんじゃこりゃ!!うまーーーーーい!!(^ρ^)


こんなにおいしい物は世に広めたほうがいいでしょ!


ということで、商品化が決まり、若い力で、都会への販路ができたり、

 

ウェブサイトで販売を促進したり、

 

よそ者であるはずの若い力でどんどんどんどん復活していったんです。

 

 

他にも、

 

地元の漁師さんと若者が協力してできた

 

岩牡蠣の養殖事業の「海士のいわがき 春香」

 

 

地元の建設業者や、民間の業者により牛の飼育事業により

 

「隠岐牛」という高級ブランド牛が生まれたり。

 

 

町と企業が一体となって、島の産業づくりを進めてきたんですね。

 

 

 

 

役場の職員も

 

本土の若者が少しでも滞在しやすいように

 

休日窓口を作るといったサービス向上を図るなどの努力もありました。

 

 

本当に街全体で改革をした例ですね。

 

 

その他にも、アイガモ農法で作られるお米や、島の家庭で飲まれている「ふくぎ茶」や

 

「隠岐國 海士の塩」という天然塩が商品化されたり。

 

 

何もないと言われていた小さな離島が、たった一人の町長の出現によって、

 

短期的に宝の山となっていったのです。

 

 

やり方や方法はいくらでもあるんだなー。ということを教えていただけますよね。

 

 

ちなみにこの町長は、

 

もともと本土でNTTに長年勤務していたそうです。

 

そして営業畑で育ったそうなのですが、

 

その歴史の中で、公営団体の電電公社が分割民営化をし、NTTとなった時期を経験していたそうです。

 

つまり、公共団体と、民間企業との違いを肌で感じてきた町長だからこそ、

 

町の行政と企業の経営の視点の両方の視点で見ることができたようです。

 

 

本日はここまで!

 

 

 

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最後までお読み頂き有難う御座います。

 

 


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